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#東松島市

奥松島にある自慢の景勝地『新宮戸八景』

 日本三景「松島」の東端「奥松島」を抱える東松島市。松島湾の奥に位置する宮戸島で隠れた観光スポットが、自然や景色を気軽に楽しみながら歩けるトレッキング。登山ほど難しいコースや装備も必要がないため、年齢性別問わず楽しめます。
 今回はそのトレッキングコースがある宮戸島の8つの絶景、『新宮戸八景』についてご紹介します。

新宮戸八景とは

 新宮戸八景はもともと、2009年に地域が中心となって観光活性を願い宮戸地区の8つの景勝地を選定したもので、これら8つの景勝地がる宮戸島は「宮城オルレ」奥松島コースにも認定されています。
「それぞれ史跡や伝承が多く残されていたり景色がとても綺麗だったり、そういったところを皆さんに歩いてもらいたい」と浅野さんは話します。

※「オルレ」とは韓国発祥のトレッキングで、もともとは「通りから家に通じる狭い路地」という意味です。

新宮戸八景のここをおススメしたい

 「やっぱり景色を一番見ていただきたいですね。宮戸島の中心にある大高森の夕陽は綺麗ですよ。」と浅野さん。太平洋側からも夕陽が見ることができるのも、『新宮戸八景』の魅力の一つ。
 そのほか、昔からの歴史ある場所も多くあり、『小夜子姫伝説』などの伝承が多く残る場所だとか。東松島観光物産公社へ連絡をすればそういったスポットのガイドの紹介もしてくれます。
 個人で歩くのももちろん、いろんな伝承などの説明を聞きながら歩くのもまた一つの楽しみ方です。

 「宮戸島という島自体が歩くのにとても向いている」と話す浅野さん。
 海沿いのトレッキングコースは県内でも珍しく、さらに難易度も高くなく誰でも気軽に挑戦できるコースとなっています。
 また、宮戸島周辺を回遊する遊覧船もあり、海側から日本三大渓の1つ『嵯峨渓』を楽しむこともできます。トレッキングと遊覧船という組み合わせが楽しめるのもこの宮戸島のコースならでは。
 宮戸島の観光拠点となっている『あおみな』は、東松島の特産品の販売や飲食、レンタサイクルの受付もしており欠かせない施設。マルシェやイベント、冬季はかき小屋もオープンいており賑わいます。

今後の東松島市の観光

 2024年11月には三陸自動車道上り線「道の駅東松島」もオープンし、ブルーインパルスの見える展望デッキなどこちらも見どころがたくさん。その道の駅を主な観光の拠点として、そこから市内や宮戸島を色々周遊してもらい、東松島市全体の魅力を伝える形にしていきたいと思いを語っていただきました。